Quantum Jump

雑踏に飲まれそうになりながらも必死にもがくブログ

未来は不安なくせして明日はそんなに怖くない(WordPressより移行)

こんなにも胸がいろんなことでかき乱されるの初めてだ。とか言って過去にもこれくらい、痛みを感じるくらい胸が締め付けられることがあったのに、過ぎ去ってみると覚えてないものなんだ。

ずっとずっと読みたかった”「やりがいのある仕事」という幻想”を読み終わった。多分立教の赤本の評論問題で取り上げられていて、ちょうど整理してた時に出てきた赤本ノートにメモしてあったから覚えていた。

 

自己啓発とかは興味ないけどそんな類なのかな。筆者はそれを嫌っているけど、この本を手に取る時点でそれは避けがたいものだからしょうがない(多分これも筆者言ってた)

 

その中で今の自分にぴったりなことが書いてあった。

 

筆者が受けた質問に

Q:未来への不安が尽きません。

というのがあった。自分にとってタイムリーすぎる。本当に本当に何もかもが不安すぎてここ最近ゲロ吐きそうになっているのだ(汚いけどマジだ)

誰かと遊んでいても頭の片隅ではどっか気になってしまい、今この時間を勉強とかに使った方がいいんじゃないか。とか考えて最終的に自分の周りの人間を失っていくのがおれスタイル。これは痛いほど2年の時に感じたから3年はもうやめるって決めた。

大学に行くと楽しさが増すがその分不安も増していく。周囲とすでに違うスタートラインに立っていて(それはプラスでもマイナスでも)、こっからさらに違う道を歩もうとしている。もちろん周りに誰もいないのだから先を照らしてくれる人もいなく、頼れるのは自分の”気持ち”のみだ。

それをやったからって絶対にプラスになる保証はないし、リスクが大きいと考えてしまう。この時点でもう1年生の時のおれは消えかけている。自分を客観視した時に1年生の自分の信条がほとんど消えかかっているのを感じて、いたたまれなくなった今だ。

 

今ここに声高に宣言したい。宣言するほどのことでもないけど

 

就職活動が怖い

 

やっぱり怖い。なにが怖いんだろうか。なにが不安なのだろうか。人はやはり無意識の中に安定を求めるのが自分の欲求からわかってきて、それとは反対にいる自分の自由に対する欲求が反発しあっていることが自分を苦しめている。

 

わかってるんだよそんなこと。と言いたくなることがたくさんある。不安と期待に折り合いをつけようとおれのチンケな脳みそが必死になって答えを出そうとしている。こんなに悩んだって答えなんてでないのにね。わかってるんだよそんなこと。

 

本筋に戻るとその質問を受けて筆者が出した回答はこうだ

 

未来への不安は、生きていることと同じで、常に、どんな状況でもある。(中略)

未来が不安になるのは、今が良い状態だからだ。悪い状態なら、未来のことなど考える余裕もないはずだからである。

引用元:森博嗣「やりがいのある仕事」という幻想

 

なるほどなと思った。

 

それと同時に1年生の時はともかく2年生の時なにも感じなかったのも納得した。なにも行動していない、なにがしたいのかも分からない、大学の友人ともいたくない。結局地元の友人の所でずっと立ち止まって景色が流れるのをぼんやり見ていただけなのに、なにも焦りや不安を感じなかった。

 

そう考えたら確かに今は恵まれているいい状態なのかもしれない。自分の将来に向けてなにが必要なのか、それに向かって準備する段階にようやく来たのかもしれない。だたその見える先が他人、かつ大多数の人間とは異なっているから、日本人として本質的に刷り込まれたConformityが脅かされることで極度の不安を感じてしまうのであろうか。

それに最近思ったのが

”今まで自分が挑戦だと思ってやってきた事って、大抵そばに誰かいた”

これに気づけた自分をまずは褒めたい。感謝が溢れてくる。そして思うのがこれから自分がやろうとしている事は、今までに比べたら自分一人でなんとかする事が大きい挑戦なんだ。だから怖い。きっと年を取るに連れて、こういう状況は絶対に増えていく。

おれが尊敬している人の母親が神様は乗り越えられない試練は与えないから大丈夫。って言ってたから大丈夫。この人が言って初めてこの言葉が響いた。

 

こうして訳も分からず書いている時、自分の言葉にならない思いを稚拙な脳みそなりに言葉に起こして文章にしている。そうすることで自分の考えを脳から取り出し、ある程度は客観視できる。

文章に推測っぽい表現が多いのは多分そのせい。ほら今だってこうやって書いて気づいた。

 

こういう時に書くブログの力は大きい。久しぶりに高校生の時みたいにかけた気がする。自分はもう昔のころとは変わっちまったとか思っていたけど、案外余裕で取り戻せるのかもしれない。

 

 

 

 

ほら、また書いてて気づいた。